2013.12.23
これも不動産のお仕事です。「埋蔵文化財包蔵地の区域内に、弥生時代の土器片!?」
某日8時30分、田布施町内にて、田布施町役場の教育委員会の調査員立合いの元、浄化槽設置の掘削工事が始まりました。
何の立合いかと言いますと、新たに浄化槽を設置する家の敷地が、埋蔵文化財包蔵地(隣河内遺跡)の区域内にある為、地面を掘削する工事をする場合は、文化財となる物が出土する可能性があるため、調査員立合いの元、工事が行われるのです。
いざ、工事が始まって、しばらく掘り進めて行くと、調査員の方が、
「ストップ!スト―プッ!!」
しばらく、慎重に、掘り進めて行くと、調査員の方が、
「包含層の中から、弥生時代もしくは古墳時代の土器片がでましたので、工事を一旦中止して、調査と記録をいたします。ご協力をお願いいたします。」
と、工事が止まった。
つづいて、調査員の方が、
「ぼく、立合い工事で、包含層が出たのは初めてです。出たんですから、楽しんでやりましょう。」と、ウルウルキラキラ目を輝かせながら、おっしゃる。
ぼくも、「弥生時代の土器発見!」の一報を受けて、駆け付けました。
「どれどれ?・・・・・・・・・・えっ、レンガ・・・・・?」
調査員の応援を呼んで、1時間に渡る、調査と記録が無事に終わりました。
結果、紀元前300年(1700年前)くらいの弥生時代、古墳時代の土器の破片が、
そこら中から、出てきたのです。
(ぼくには、レンガの破片にしか見えませんでしたが・・・)
築43年の中古住宅より、もっともっと古い土地の歴史をしばし感慨深く・・・
田布施町は、このように、埋蔵文化財包蔵地が多々あります。
お宅の土地にも、古墳時代の生活片が、埋ずもっているかも・・・・・ですよ。